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免疫療法

包帯

 NK細胞療法とはがんの治療方法の一種で、免疫療法の一つになります。NK細胞とはナチュラルキラー細胞の事で、リンパ球の中に存在しています。人間が生まれながらに持っている免疫細胞で、殺傷能力があります。  またNK細胞は体中の至る所で行動をしていて、がん細胞等の異常細胞を見付けると、ただちに攻撃を始めます。がん細胞を攻撃出来る免疫細胞の中では最も優れているので、がん治療の強い味方となってくれます。  NK細胞療法では、このNK細胞を人工的に活性化させて、患者の体内でがん細胞への攻撃をさせるという治療方法になります。副作用もほとんどなく、高い効果を期待出来る治療方法です。  ただし、気になる事の一つとして治療費の問題があります。病院によって多少の差はあるものの、1クール6回で1回20万円程度かかる事が多いです。また、保険の適用外なので、治療費の全額を患者が負担する事になるので注意が必要です。

 NK細胞療法の具体的な方法についてですが、この治療は6回を1クールとして行なわれます。基本的に1クールを3ヶ月程度かけて行ないます。  実際の治療の流れは、まず患者の血液を30〜50ml採取する事から始まります。その次にリンパ球の分離作業が行なわれて、患者本人のNK細胞が取り出されます。無事にNK細胞が取れたら、今度はそれを2週間かけて培養します。そして、最後に無菌試験を行なった後で患者の体に点滴で投与されます。これが1回の流れです。この投与を6回繰り返して1クールとなります。  このNK細胞療法は、培養によって活性化したNK細胞ががん細胞を攻撃するので、通常のNK細胞よりも攻撃力は強くなります。しかも、元々は自分の細胞なので、副作用が起きる事がほとんどない事もメリットの一つです。